ボトックス注入療法

当院では、歯ぎしりで悩んでいたり、口回りに不調をかかえている方に対してボトックス療法を行っています。

強く噛みしめる癖や就寝時の歯ぎしりは、顎まわりの筋肉(咬筋)が影響しています。噛みしめや歯ぎしりを改善するには、咬筋をゆるめる必要がありますが、これらは無意識下の行動のため、意識的にゆるめるのは困難です。

そこで、ボトックスを利用して、咬筋の緊張を和らげます。

期待できる効果

筋肉の萎縮

ボトックスには、脳から発せられた命令を筋肉に伝える神経のはたらきを抑制する効果があります。これにより、筋肉を動かす命令をシャットアウトすることができ、噛みしめや歯ぎしりが起こりにくくなります。

また他にも、接客業等で常に笑顔を保たなければならない職業の方は、口元が疲れてくると思います。そういった方にボトックス療法を行うと、口元の疲れが改善される他、ほうれい線などの表情じわの改善が期待できます。

ボトックス療法は、この筋弛緩効果を利用して、脳卒中の後遺症による痙攣や痙縮の改善に用いられています。

小顔効果

筋肉を動かす命令が途切れることで筋肉が弛緩し、エラとして張り出していた部分が小さくなることで、小顔効果が期待できます。美容整形外科では、こちらの目的で使用されることが多いようです。

ボトックス注入療法の特長

  • 施術時間は1回10分程度です。
  • 持続期間は4~6ヶ月です。個人差がありますので、症状が気になりだしたらご来院ください。
  • 麻酔を施しますので痛みはほとんどありません。常に痛みが少ない麻酔を心掛けている歯科医による施術ですので、安心・安全です。
  • 注入後、3~7日程度で効果があらわれます。
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