設備紹介

検査機器

適切な治療を行うには、まずお口の状況を正確に把握することが大切です。
外から肉眼で見ただけでは分からない細部まで把握するための検査機器を導入しています。

デジタルパノラマCT

口腔内を3次元的に把握することができる検査機器です。従来のデジタルレントゲンは2次元なので、奥行きまでは分かりませんでした。CTがあれば、歯の状態だけではなく、顎の骨や血管、神経などの位置を、立体的に把握することができ、より精密な診断・治療に役立てることができます。特に、外科手術を必要とするインプラント治療では欠かせない存在です。

位相差顕微鏡

むし歯や歯周病の原因である細菌がはっきりと見える、特殊な顕微鏡です。顕微鏡で見える画像をモニターに映すことができるので、患者さんにも確認していただいております。自分のお口の状態を正確に理解することによって、より予防への意識を高めていただくことができます。

口臭測定器

口臭の成分を、わずか数分で分析いたします。成分を分析することで、口臭の原因を探ることができます。口臭の主な原因は舌と言われていますが、むし歯や歯周病、口腔内に潜む細菌が原因の場合もあります。また、内臓疾患による口臭もあり、その場合は内科的な治療が必要となります。口臭治療の前に原因を探ることは、とても重要です。

治療機器

より精密で高度な、何より安全な治療が行えるよう、治療機器も最新・最良の設備を整えております。

セレック

セラミックの補綴物(詰め物や被せ物)を、短時間で正確に作製することができる機器です。今までは技工所へ依頼をして、技工士によって作製されたものを当院まで届けてもらうというフローだったため、補綴物が患者さんのお口の中に入るまでには数日~数週間要しておりました。

しかしこの機器があればその手間を省くことができ、型取りをした当日や翌日には補綴物を入れることができます。また、コンピューターによってより精密に形や色をシミューレションしながら作製することができるので、より精密なものが出来上がります。

超音波サージェリー

超音波振動を利用して、歯や骨などの硬い歯周組織を切削するための機器です。特殊な超音波は、神経や血管などの柔らかい組織を傷つけることができないようになっているため、傷つける部位を最小限に抑えることができます。

従来は、いわゆるノコギリの要領で切削しており、それに比べると骨へのダメージもかなり軽減されます。そのため、骨組織の回復も早く、骨密度を挙げることができるため、歯周外科手術やインプラント治療の際に積極的に使用しています。

遠心分離器

傷口を塞ぎ、出血止めて傷の治癒を促進する物質を「フィブリン」と言います。このフィブリンを人工的に精製したものを、「フィブリンゲル」と言います。当院では治療後、歯周組織の再生・回復を早めるため、当院ではフィブリンゲルを用いた再生治療を行っています。

遠心分離機とは、フィブリンゲルを精製するための機器です。患者さん本人から採血した血液に、添加物を一切加えずにフィブリンゲルを精製することができます。多種生物や他人の組織から取り出した成分や、人工物は一切使用しませんので、副作用があらわれることはほとんどありません。安全な再生治療が行えます。

ソフトレーザー

このレーザーには殺菌・除菌効果があり、歯周組織の奥深くまで浸透するため、外科処置後の傷の治りを早めるために使用しています。また、施術中や施術後の痛みを軽減させる効果も期待できるため、虫歯や歯周病治療時にも使用しています。

ライトタッチレーザー

歯ぐきの腫れや炎症の回復を早めるために使用しています。また、知覚過敏や口内炎の痛みを和らげたい時にも使用しています。他には、メラニン色素を除去する効果もあるので、歯ぐきの黒ずみが気になる方などにもお勧めです。

マイクロスコープ

マイクロスコープを使用することによって、肉眼の8~25倍の拡大率で治療部位を視認することができます。口の中は暗く、ライトを当てても十分な明るさには足りません。また、顔を近づけて見ることができないため、奥歯や歯の根などは精密な治療が肉眼では非常に困難です。当院では、歯の根の治療(根管治療)や、修復治療で細かい調節が必要な時などに使用して、治療の成功率を高めています。

オフィスホワイトニング

歯の表面に薬剤を塗布し、こちらの機器で特殊な光を照射することで、薬剤が活性化し歯を白くします。クリーニングだけでも白くはなりますが、それはあくまで元々の白さに戻るだけであり、例えば芸能人のように真っ白にしたいという場合は、ホワイトニングがお勧めです。ホワイトニングは歯の着色汚れを漂白するので、歯を削ることなく安全に白くすることができます。

衛生設備

口腔内を触る歯科医療現場では、最近やウィルスの感染予防を徹底しなければいけません。衛生管理に関する設備にも最新・最良の機器を取り入れ、患者さんに安心して治療を受けていただけるような環境を整えております。

治療に使用する器具には、様々な特性があります。特性に応じて、複数の滅菌器を使い分けています。

錆びにくい器具の滅菌

オートクレーブ

一般的な滅菌器で、恐らくどの歯科医院にもあるものです。高圧蒸気で滅菌します。

スーパークレーブ

オートクレーブの進化版です。オートクレーブとの違いは、中を真空状態にするということです。通常のオートクレーブだと、ドリルなどの複雑な構造の器具は内部まで熱が届かず、滅菌しきれない場合があります。真空状態にすることで、熱が伝わりやすくなり、器具の内部まで漏れなく滅菌が可能になります。

熱がかけられない器具の滅菌

デンタルガスライザー

ゴムやプラスチック製品は熱がかけられないため、高温で滅菌する機器は使えません。そこで、EOG(エチレンオキサイドガス)の酸化還元作用を利用した滅菌法を利用したデンタルガスライザーで滅菌をしています。

低温プラズマ滅菌システム

緊急手術にも対応できるよう、約21分という短時間滅菌を可能にした最新鋭の滅菌システムです。過酸化水素とDBD(誘導体バリア放電)プラズマ技術を使用しており、熱に弱い器具も滅菌が可能です。過酸化水素は滅菌後、水と酸素に分解されるため、人体に無害です。大きな病院では胃カメラや食道カメラの滅菌などに使用されているシステムで、当院ではチューブやゴム類の滅菌に使用しています。

強アルカリ性水による消毒

アルカリ水には、血液やタンパク質の溶解作用があります。殺菌や消毒のためには酸性の水を使用しますが、タンパク質が混入すると効果が落ちてしまいます。そこで当院では、酸性水で殺菌をする前に強アルカリ性の水にしばらく漬けてタンパク質を除去しておくことで、殺菌効果を高めています。

その他

Programat

オールセラミックの詰め物や被せ物、差し歯は、セラミックをプレスし、焼成することで作成します。この工程に、当院ではProgramatという機器を使用しています。工程を高精度でこなすことができ、また、焼き方の調整で次第で、自然の歯に近い微妙な色を再現することができます。

ページトップへ